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肝臓と冷えの関係

2020年05月30日
前回の問診の実例 その2は、いかがでしたか?

問診力を高める事は、あなたの施術スキルの向上に繋がるのです。


では、本日の本題に移ります。



『肝臓と冷えの関係』

前回の問診の実例 その2で、冷えるとなぜ肝臓に負担が掛かるのかとのご質問がありましたので、今日はその点についてお伝えします。


肝臓は化学工場に例えられる臓器で、その働きは細かく分類すると500種類もあります。

体内に取り込んだ栄養素を、体に必要な栄養素に作り変えてくれたり、糖を貯蔵したり、体に有害な物質を解毒してくれます。

この辺りの知識は、多くの方がご存知でしょう。



しかし、肝臓の見逃してはならない働きとして、体の熱を作り出す働きもあるのです。



一番熱を作り出す力があるのは、骨格筋です。

肝臓は、その骨格筋に次いで二番目に熱を作り出しているのです。



だから、例えば冷房の効いた部屋でじっとしていると、骨格筋で熱を作り出す事が出来ない為、肝臓が頑張って熱を作り出さなければならないのです。

ほとんど歩かない、動かない。
ずっと冷房の効いた部屋、場所にいる。
シャワーが多い。
薄着で過ごす、寝るなど。



その様な生活をしている人は、熱を作り出す為に、肝臓に多大な負担が掛かるのです。

肝臓も筋肉でできているので、疲労が蓄積すれば、強張って硬くなります。


その結果、腰や首肩に辛さが出たりするのです。



肝臓と冷えの関係。



お分り頂けましたか?


冷えが肝臓に与える影響を理解しておきましょう。

問診の実例 その2

2020年05月27日
前回の問診の実例は、いかがでしたか?

確証を得る為の、有効的な問診を心掛けましょう。


では、本日の本題に移ります。



『問診の実例 その2』

新患Bさん。
整体40分コース。

主訴は腰の痛み。一昨日の朝から痛みが出ているとのこと。


施術前に痛みの出る動きをチェック。
前屈と左に側屈した時に痛みが発生。

伸展時に痛みが発生しないので、大腰筋の関与は無さそうという事が分かった。


うつ伏せで歪みを確認すると、歪みはあまり見受けられない。

骨格の歪みが少ないのに症状が出る場合、内臓が関与しているケースがあります。



体の張りを確認すると、左より右半身に張りが出ている。

そうすると、疑いのある臓器は「肝臓」になります。


更に確認すると、やはり肝臓のある右背中の辺りは硬さが強くなっている。

足裏で確認しても、肝臓の反射区が硬くなっていた。


肝臓というと、お酒のイメージが強いと思いますが、お酒以外にも薬や甘い物、冷えなどでも肝臓に負担が掛かります。

Bさんは、朝起きた時に痛みが出たので、恐らく冷えが原因だろうと仮説が立ちました。



仮説が正しいかを判断する為に、質問をしました。

私「どういったお仕事をされていますか?」

Bさん「営業で、殆ど車の運転をしています」
(なるほど。殆ど動かない上に、夏場【この時は8月】は間違いなく冷房をかけるはずなので、それで冷やされているのだろう)



これで、ほぼ確実でしたが、とどめの質問をしました。

私「シャワーとお風呂、どっちが多いですか?」

Bさん「シャワーだけです」



想像通りでした。

これで、Bさんは体の冷えによって腰の痛みが発生している可能性が、一番高くなりました。


因みに寝ている時、パンツ1枚で寝ていた事も判明。
※誤解のないように念の為にお伝えしておきますが、この方は男性です。



整理すると、
シャワーばかりで体が温まる事がない。
運転で長時間じっと座っている事が多く、しかも暑い時期なのでずっと冷房が入ってる。
おまけに、寝ている時はパンツ1枚。


これでは、体が冷える事ばかりで、肝臓に多大な負担が掛かり、疲弊してしまうのは当然です。


施術は肝臓へのアプローチや運動療法も取り入れながら、血流が良くなるように調整。

調整後は、前屈と左に側屈した時に出ていた痛みが無くなりました。



Bさんの腰の痛みは、やはり肝臓が疲弊した事によるものでした。



問診の実例 その2。
いかがでしたか?



原因を特定出来なければ、効果的な施術は望めません。

原因を特定できるように、問診力を高めましょう。

前回の問診で何を聞くべきか?は、いかがでしたか?

考えられる可能性を想像して、関連した質問を投げかけましょう。



では、本日の本題に移ります。



『問診の実例 その1』

新患Aさん。
コースは、足裏30分+ほぐし30分。

主訴は、股関節周りの違和感と軽い痛み。あぐらをかく時に、股関節が痛い。

本人は立ち仕事で、尚且つ重心が外に乗っているからかもしれないと仰っていました。


まずは足裏からスタート。
反射区的には、内臓系が疲れているようで、内臓系全般が硬い。

小腸が硬いのが特に気になった。

なぜなら、大腸が硬い事はよくある事だが、小腸が硬い事はかなりレアなケースだからだ。


足裏も数え切れない位やってきましたが、小腸に異様な硬さを感じたことは、過去にも記憶が殆どありません。

この時点で、内臓器の不調が一番の原因かもと仮説が立った。



左膝を触ると内側に強い硬さが出ている。


可能性は2つ。

左膝を痛めた事があるか、もしくは胃が悪いかだ。
(また、別の機会に詳しく取り上げたいと思うが、左膝と胃は関連しているのです。)


膝を動かして答えが出ました。

可動は悪くなかったので、胃が非常に疲れているのだろうと想像出来ました。


この時点で、内臓器に負担の掛かる飲食物をよく摂取している可能性が高くなりました。



いよいようつ伏せでほぐしがスタート。

背中を押して直ぐに確信しました。

この人の原因は、内臓器に負担の掛かる飲食物を摂取する事によって、内臓器が疲弊して股関節周りの違和感や痛みが出ているのだと。


恐らく、『辛いもの』をよく好んで食べているはずだ。
そう、確信しました。


足裏や背中の硬さから、これだけ内臓器の疲弊が強く出ている場合、過去の経験から『辛いもの』を好んで食べているケースが多いからです。



そして、確信を得る為の質問をしました。


「好んで食べる飲食物はありますか?」(少し遠回しに)

Aさん「肉とかよく食べますよ」

「辛いものをよく食べませんか?」(今度はストレートに)

Aさん「辛いもの好きで、よく食べます」


この問診で、想像していた仮説が正しい事が裏付けられたのです。


小腸まで硬くなっていたのは、刺激の強い辛い食べ物によって胃が疲弊し、消化吸収する能力が落ちて小腸に多大な負担を掛けていたからでしょう。



問診の実例 その1。
いかがでしたか?


なるべく詳細にお伝えするよう努めましたが、ご理解頂けただろうか?



まずは自分なりの仮説を立てる。そして、その仮説を立証する為の問診をしましょう。

前回の問診は想像力が重要は、いかがでしたか?

聞き出した情報から、考えられる可能性を想像しましょう。

自分の頭で想像し、考える事が施術の向上に繋がるのです。



では、本日の本題に移ります。



『問診で何を聞くべきか?』

どの様な症状が出ているのか?

いつから出ていて、今も続いているのか?

どうすると、もしくはどんな時に辛さが増すのか?



問診では、上記のような質問を投げかけていると思います。

これらは聞いて当然のことですね。



継続して来られている方であれば、前回出ていた症状や前回の施術後の経過を聞きましょう。

経過を確認しないと、繋がりのある施術にならず、一回一回コマ切れの場当たり的な施術になってしまいます。


また、経過を確認する事で、適切な施術ペースを伝える事が出来ます。

問診によって繋がりのある施術になるのです。




他には、

怪我や手術の経験は?

過去に、または現在しているスポーツは?

手芸や楽器など、手をよく使う趣味はあるか?

普段、もしくは仕事中に履く靴は?

治療中、もしくは悪い歯はあるか?

お風呂とシャワーどちらが多いか?

夜、眠れているか?眠りは浅くないか?

飲食物の嗜好はあるか?

暴飲暴食をしていないか?

常用している薬はないか?など、



様々な質問をしています。

もちろん、形式的に聞くことはありません

体の状態を診て、その状態に影響する可能性のある質問を投げかけます。


だから、闇雲に聞いても意味がありません。

体の状態を診る中で、疑問が生じた際や立てた仮説を裏付けたい際などに聞くのです。




問診で何を聞くべきか?




聞くべき事は、人それぞれ違います。


状態を見極め、その人に合った質問を投げかけましょう。

前回の減塩は必要か?は、いかがでしたか?

塩が高血圧の直接的な原因ではないことが証明されています。

体に必要な塩を減らす事は、デメリットばかりで、メリットはありませんよ。



では、本日の本題に移ります。



『問診は想像力が重要』

施術前に問診を行っていると思いますが、問診で聞き出した情報は施術に活かされていますか?

状態を聞いて終わっていませんか?



問診は、原因を探る大事な情報源です。

問診でうまく聞き出せるのと、そうでないのとでは、施術効果に大きな差が出ます。


闇雲に施術を行っても、思うような効果は上げられません。

施術の効果を上げる為、また原因の特定を早める為にも、問診をうまく活用しましょう。



問診を活用する為に大事なのは、想像力だと私は思っています。



どんな症状で、いつから?どうすると辛いか?などを聞き出していると思いますが、それらはあくまで結果です。

だから、聞き出した情報を元に、体にこういう問題が起きているのではないだろうかと、想像力を膨らませ仮説を立てるのです。



例えば、左首肩に張りが出ているのは、胃の不調が関係しているのではないか?など。



仮説を立てる事で、それが正しいのか検査をしたり、触診で確かめたり、それこそ問診で確認する事も出来るのです。

立てた仮説が合っていれば、後はそこを調整するだけです。




重要なのは、聞き出した症状が何によって起こっているのかを想像する事です。




想像をして、疑問に思う事が出てくれば、施術中でも聞いてみればいいのです。

新たなヒントが得られるかもしれませんし、そうでなくても、その可能性が消去されるので、原因を絞りやすくなります。



そうやってあれこれ想像する事で、問診の力が上がっていき、施術も上達していくのです。



問診は想像力が重要。



聞き出すだけでは、足りないのです。

問診から色々想像出来るようになりましょう。

減塩は必要か?

2020年05月11日
前回の精製塩は塩でないは、いかがでしたか?

塩だと思っていたものが、実は塩とは呼べない代物だったのです。

本物の塩を選びましょう。



では、本日の本題に移ります。



『減塩は必要か?』


結論から言うと、必要ありません。

何故ならお伝えしてきた通り、塩は絶対に体に必要な物だからです。



減塩が必要と言われているのは、塩分の摂り過ぎによって、高血圧になるからというのがその根拠です。

しかし、研究によって、塩が高血圧の直接的な原因ではない事が証明されています。



そもそも、塩分の摂り過ぎなど、正常な体であれば出来ないのです。

人が食べられないものは毒性のあるものを除けば、「腐ったもの」「焦げ過ぎたもの」、そして「塩辛すぎるもの」と言われています。



あまりにも塩っぱいものを摂れば、ぺっぺっと塩を吐き出そうと、拒否反応を示します。

それは、脳がきちんと体に悪いという事を、瞬時に判断し教えてくれているのです。



もし仮に塩分摂取が多くなってしまったとしても、自然と水が飲みたくなり、体内の塩分濃度を薄める為に水分補給をしているのです。

そして、余分な塩分を、尿と一緒に排出しています。

余分な塩分は、体に溜める事が出来ないのです。




だから、過剰に塩分の摂取量を気にする必要はないのです。

気にするなら、塩分摂取量より、どんな塩を摂取しているのかを気にするべきです。



減塩は必要か?


いいえ、減塩は必要ない。



塩に対する正しい知識が必要なのです。

前回の人が口にして血になる土は、いかがでしたか?

塩が血液を浄化したり、体熱を発生させたりするとは思いもしないですね。

正しく塩分を摂りましょう。


では、本日の本題に移ります。



『精製塩は塩ではない』

前回までのブログで、塩が重要で人体に欠かす事の出来ない物である事は、十分ご理解頂けたと思います。


しかし、一口に塩と言っても、実は皆同じではないのです。


塩は大きく分けて、3種類の塩があります。


☆精製塩
イオン交換膜法により、科学的に作られた塩
塩化ナトリウムが99%以上を占め、にがり成分(カリウム・カルシウム・マグネシウムなどのミネラル)が取り除かれています。

☆再生塩
オーストラリアやメキシコなどから輸入した天日塩をミネラルの豊富な水で溶かし、釜で煮詰めて、にがりを人工的に添加して再生した塩。


☆天然塩
海水から作った天日塩とそれを平釜で炊き上げて作った塩。その他に岩塩や湖塩がある。




1997年に塩専売法が廃止されるまで、塩と言えば「精製塩」が一般的でした。

食塩、食卓塩と言った方が、ピンと来るかもしれませんね。



しかし、この精製塩は本来の「塩」とは大きくかけ離れた物なのです。



実は、精製塩を作るイオン交換膜法は、工業用の塩を安価で効率的に生産する為に考案されたものなのです。

工業用に適する様に、にがり成分を取り除き、塩化ナトリウム99%以上にしてあるのです。


つまり、私達は工業用の塩を摂取させられているのです。


精製塩は化学薬品と言う方もいて、近年原因不明の病気が増えている要因の一つではないかと疑われています。



科学的に精製された、高純度の塩化ナトリウムを摂取する事は、人体のミネラルバランスを狂わせる事になるのです。

体にいいはずがありませんね。



現在、塩は販売・製造・輸入が自由化されているので、選択肢がたくさんあります。

どの塩が良いかは、判断に迷うところではありますが、少なくとも精製塩は避けるべきだと思います。



精製塩は塩ではない。



あなたにとっての良い塩を見つけて下さい。